【その毛穴の黒ずみ、実は色素沈着かもしれません】世田谷・用賀の美容看護師が教える、酸化皮脂による黒ずみと紫外線由来の毛穴周囲の色素沈着の違い

公開日:2026年8月10日 監修:肌管理専門店BNurse 担当美容看護師

目次

毛穴の黒ずみには、実は2つのタイプがある

先週は紫外線ダメージについてお伝えしてきましたが、今週は毛穴・皮脂のお悩みを中心に取り上げてまいります。その最初のテーマとして、多くの方が同じ「黒ずみ」という言葉でひとくくりにしてしまいがちな、2つの異なるタイプの毛穴の黒ずみについて整理します。

「小鼻の毛穴が黒ずんでいる」と一言で言っても、その正体は大きく分けて2種類あります。ひとつは毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒く見える「酸化皮脂による黒ずみ」、もうひとつは毛穴の周囲にメラニンが蓄積して茶色っぽく見える「色素沈着による黒ずみ」です。この2つは原因もケアの方向性もまったく異なるため、見分けずに同じケアを続けていると、思うような改善が得られないことがあります。ご自身の黒ずみがどちらに近いのか、あるいは両方が混ざっているのかを知ることが、今後のケアの方向性を左右する重要な出発点になります。

タイプ① 酸化皮脂による黒ずみ——毛穴の詰まりが原因

毛穴に皮脂や古い角質が詰まると、角栓が形成されます。この角栓が空気に触れることで酸化し、黒っぽく変色します。これがいわゆる「酸化皮脂による黒ずみ」で、主に小鼻や額など皮脂分泌の多い部位に見られます。

特徴としては、毛穴の中心部分がぽつぽつと点状に黒く見えること、触るとややザラつきを感じること、皮脂分泌の多い時期(特に夏場)に目立ちやすくなることが挙げられます。この場合は、皮脂の分泌バランスを整えることと、詰まった角栓を優しく取り除くケアが有効です。

タイプ② 色素沈着による黒ずみ——紫外線や炎症の蓄積が原因

もうひとつのタイプが、色素沈着による黒ずみです。これは毛穴そのものに角栓が詰まっているわけではなく、毛穴の周囲の肌にメラニンが蓄積することで、毛穴が茶色っぽく、あるいは黒っぽく見える状態です。先週お伝えした紫外線ダメージの蓄積や、過去のニキビ・毛穴トラブルによる炎症の後に、メラニンが定着することで起こります。

特徴としては、毛穴の中だけでなく周囲の肌も含めて色づいて見えること、触ってもザラつきをあまり感じないこと、皮脂分泌の増減に関わらず一年を通して同じような状態が続くことが挙げられます。このタイプは、角栓を取り除くケアではなく、メラニンへのアプローチが必要になります。

この2つが混在しているケースが実は多い

実際には、酸化皮脂による黒ずみと色素沈着による黒ずみが、同じ部位に混在しているケースも少なくありません。もともと皮脂分泌の多い部位は、毛穴の炎症を繰り返しやすく、その結果として色素沈着も起こりやすいという関係にあるためです。

「角栓のケアを頑張っているのに黒ずみが取れない」と感じる場合、実はその黒ずみの一部、あるいは大部分が色素沈着によるものであり、角栓を取り除くケアだけでは対応しきれていない可能性があります。

ケアを間違えると悪化する理由

色素沈着によるタイプに対して、酸化皮脂用のケア(強い洗浄、毛穴パック、過度な角質ケアなど)を続けてしまうと、摩擦や刺激によってかえって炎症を起こし、新たな色素沈着を招いてしまうことがあります。逆に、酸化皮脂によるタイプに対して色素沈着用のケア(美白成分中心のケア)だけを行っても、詰まりそのものは解消されず、改善を実感しにくいままになってしまいます。

「自分の毛穴の黒ずみがどちらのタイプなのか」を正しく見極めることが、遠回りをしないケアの第一歩です。目安として、以下のセルフチェックも参考にしてみてください。

  • 指の腹で触れたときにザラつきを感じる場合は、酸化皮脂タイプの要素が強い傾向にあります
  • 触れても滑らかで、範囲が毛穴のまわりまで広がって見える場合は、色素沈着タイプの要素が強い傾向にあります
  • 汗をかく時期に目立ちやすく、時期によって濃淡が変化する場合は酸化皮脂タイプ、季節を問わず一定している場合は色素沈着タイプの可能性が高くなります

ただし、これらはあくまで目安であり、実際には両方が同じ部位に重なっていることも多いため、正確に把握するためには専用の機器による診断が有効です。

タイプ別の正しいアプローチ

酸化皮脂タイプへのアプローチ

皮脂分泌のバランスを整える保湿ケアと、週に1〜2回程度の穏やかな角質ケアを組み合わせます。過度な洗浄や毎日の毛穴パックは、かえって皮脂分泌を活発化させたり、肌のバリア機能を傷つけたりする可能性があるため、頻度と強さのコントロールが重要です。

色素沈着タイプへのアプローチ

紫外線対策を徹底したうえで、抗酸化・美白系の成分を取り入れたケアを継続します。すでにできてしまった色素沈着は、短期間での改善が難しいため、数ヶ月単位での継続的なケアが基本になります。

自分のタイプを正確に知る方法

鏡で見るだけでは、この2つのタイプを正確に区別することが難しい場合があります。BNurseでは、医療向けの肌診断機Neo Voir Ⅰ PLUSを用いて、毛穴の詰まりの状態とメラニンの分布状態をそれぞれ数値やデータとして確認しています。どちらの要因がどの程度関わっているのかを客観的に把握することで、無駄のないケアの方向性を定めることができます。

詳しくは肌診断のページや、色素沈着のケアに関するしみ・肝斑ケアのページもあわせてご覧いただければと思います。

よくあるご質問

Q. 毛穴パックを使い続けても大丈夫ですか。

A. 酸化皮脂タイプの一時的なケアとしては有効な場合がありますが、頻繁な使用は肌への負担が大きく、色素沈着タイプの方には特におすすめしていません。まずはご自身のタイプを確認することをおすすめします。

Q. 2つのタイプが混在している場合、どちらから優先してケアすべきですか。

A. 一般的には、皮脂分泌のコントロールなど、比較的短期間で変化を実感しやすい酸化皮脂タイプへのケアから始めつつ、並行して色素沈着タイプへの継続的なケアを行っていく形が現実的です。

Q. 毛穴の黒ずみは、施術でどのくらいで変化を感じられますか。

A. タイプや肌の状態によって個人差がありますが、酸化皮脂タイプは比較的早い段階で変化を感じやすく、色素沈着タイプは数ヶ月単位での継続的なケアが必要になる傾向があります。

そのほかのご質問はよくあるご質問のページにも掲載しております。

BNurseについて——店舗概要

肌管理専門店BNurse(スキンクリニカル用賀)は、東急田園都市線「用賀駅」南口より徒歩2分、世田谷区玉川台に位置する肌の専門店です。エステサロンのような居心地の良さを持つ完全個室の空間で、美容看護師による専属担当制の肌管理を提供しています。同じ美容看護師が継続してお客様の肌の変化を把握することで、経過を踏まえた一貫性のあるケアが可能になります。

完全予約制のため待ち時間はなく、来店される人数を限定することで、おひとりおひとりに時間をかけた丁寧な対応を大切にしています。医療向けの肌診断機Neo Voir Ⅰ PLUSを導入し、美容皮膚科医とも提携しながら、専門的な視点での肌管理を行っています。

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Blackened pores are not a single condition: oxidised sebum trapped in a follicle produces a punctate, gritty darkening concentrated in oil-prone areas, while melanin accumulated around the follicle from prior UV exposure or inflammation produces a broader, smoother brownish discoloration that persists regardless of sebum levels. Because the two frequently coexist in the same area and require opposite approaches, treating one as if it were the other often stalls progress. At BNurse Skin Clinical Yoga in Setagaya, Tokyo, the Neo Voir I PLUS medical-grade skin diagnostic device is used to measure follicular blockage and melanin distribution separately, so that the dedicated beauty nurse can identify which mechanism is actually driving the darkening before building a care plan.