【なぜ秋になると急に乾燥を感じるのか】世田谷・用賀の美容看護師が教える、夏の間に進んでいたバリア機能ダメージが表面化する仕組み
公開日:2026年8月24日 監修:肌管理専門店BNurse 担当美容看護師
目次
- 「急に乾燥するようになった」という毎年の感覚
- 角層バリアという、肌の最前線
- 夏の間に進んでいる、見えないバリアダメージ
- 夏に乾燥を感じにくい理由
- 秋になって一気に表面化する仕組み
- 「乾燥してから」では遅れてしまう理由
- 今のうちに気づいておきたいサイン
- 今のバリア機能の状態を知る
- よくあるご質問
- BNurseについて——店舗概要
「急に乾燥するようになった」という毎年の感覚
「9月に入った途端、急に肌がつっぱるようになった」「毎年、秋になると決まって乾燥に悩まされる」——このような感覚を、季節が変わるたびに繰り返している方は少なくありません。まるでスイッチが切り替わったかのように感じられるこの変化ですが、実際には夏の間から少しずつ進行していた変化が、秋になって一気に表面化しているというのが実態です。今週からは、この夏から秋への切り替えというテーマでお伝えしてまいります。8月も後半に入り、日中はまだ暑さが続いていても、朝晩の空気に少しずつ変化を感じ始める頃かと思います。
角層バリアという、肌の最前線
肌の一番外側にある角層は、厚さわずか0.02ミリほどの薄い層でありながら、外部の刺激から肌を守り、内部の水分が失われるのを防ぐという重要な役割を担っています。この角層のバリア機能が保たれている状態であれば、多少の環境変化があっても、肌は水分を保持し続けることができます。
逆に、このバリア機能が損なわれると、内部の水分が蒸発しやすくなり、外部の刺激も侵入しやすくなります。乾燥やゆらぎといった肌トラブルの多くは、この角層バリアの状態と密接に関わっています。
夏の間に進んでいる、見えないバリアダメージ
夏という季節は、実はこの角層バリアにとって、さまざまな負担が重なりやすい時期です。紫外線は角層細胞そのものにダメージを与え、バリア機能を担う細胞間脂質の働きを低下させます。冷房による乾燥した室内環境と、屋外の高温多湿な環境を一日に何度も行き来することも、角層にとっては負担となります。
さらに、汗や皮脂によるべたつきを気にして洗顔やクレンジングの回数が増えたり、洗浄力の強いアイテムを選んだりすることも、角層のバリア機能を担う細胞間脂質を必要以上に洗い流してしまう要因になります。これらの負担が、夏の間、少しずつ角層に蓄積していきます。一つひとつは軽微な負担であっても、7月・8月という長い期間にわたって積み重なることで、無視できない量の変化になっていきます。
夏に乾燥を感じにくい理由
これだけの負担が積み重なっているにもかかわらず、夏の間は乾燥を自覚しにくいという方が多くいらっしゃいます。これには理由があります。夏は気温の上昇によって皮脂分泌が活発になりやすく、この皮脂が肌表面に一時的な油膜を作ることで、水分の蒸発をある程度食い止めているためです。また、夏場は空気中の湿度そのものが高いため、角層の水分保持力が多少低下していても、外部の湿度によって表面上は乾燥が目立ちにくくなっています。
つまり、夏の間の「乾燥していないように見える肌」は、バリア機能が保たれているからではなく、皮脂と外部の湿度によって、内部の変化が覆い隠されている状態だと言えます。
秋になって一気に表面化する仕組み
秋に入り、気温と湿度が下がり始めると、これまで乾燥を覆い隠していた条件が失われていきます。皮脂分泌は気温の低下とともに落ち着き、空気中の湿度も下がるため、これまで水分保持力が低下した状態を支えていた「外的な補い」がなくなります。
その結果、夏の間に蓄積していた角層バリアのダメージが、一気に表面化します。「急に乾燥するようになった」と感じるこのタイミングは、実際には夏からずっと進行していた変化が、隠しきれなくなった瞬間だと言えます。
「乾燥してから」では遅れてしまう理由
多くの方は、実際に乾燥を自覚してから保湿ケアを強化するという流れでケアを行っています。しかし、角層バリアの回復には一定の時間がかかるため、「乾燥を感じてから対策を始める」というタイミングでは、すでにバリア機能がある程度低下した状態からのスタートになってしまいます。
今のうちに気づいておきたいサイン
以下のような変化に心当たりがある方は、すでにバリア機能に負担がかかり始めているサインかもしれません。
- 朝は問題なくても、夕方になると肌のつっぱりを感じるようになった
- これまで使っていた化粧水が、なんとなく浸透しにくく感じる
- エアコンの効いた室内に長時間いると、肌のかさつきが気になる
- 紫外線対策や洗顔の頻度が、夏の初めより増えている
これらは、まだ「乾燥」として明確に自覚される前の、初期的なサインです。この段階で気づき、対策を始められるかどうかが、秋の肌の状態を大きく左右します。
今のバリア機能の状態を知る
ご自身の角層バリアが、今どの程度の状態にあるのかは、感覚だけで正確に把握することが難しいものです。BNurseでは、医療向けの肌診断機Neo Voir Ⅰ PLUSを用いて、肌のキメや凹凸といった表面の状態を画像として可視化し、数値データとして確認しています。夏の終わりのこの時期に今の状態を把握しておくことは、秋以降のケアの土台になります。感覚的な「乾燥している気がする」ではなく、実際のデータをもとにケアの方向性を組み立てることで、より的確な対策につなげることができます。詳しくは肌診断のページをご覧くださいませ。
よくあるご質問
Q. 夏の間はどのようなケアを心がければよいですか。
A. 洗浄力の強すぎるアイテムを避け、洗顔・クレンジングの回数や力加減を見直すことが基本です。皮脂によるべたつきが気になっても、必要以上に洗い流しすぎないことがバリア機能を守るポイントです。
Q. 毎年秋に肌が荒れやすいのですが、体質的なものでしょうか。
A. 体質的な要因もありますが、夏の間のバリア機能のケア次第で、秋の変化の大きさが変わることも多くあります。まずは今の状態を確認してみることをおすすめします。
Q. 今から対策を始めても、秋の乾燥を防げますか。
A. 完全に防げるとは限りませんが、早めに対策を始めることで、乾燥の度合いを穏やかにできる可能性は高まります。8月のうちに現状を把握しておくことをおすすめしております。
Q. 洗顔の回数を減らすと、皮脂によるべたつきが気になります。どう調整すればよいですか。
A. 洗顔回数を無理に減らす必要はございませんが、洗浄力の強すぎるアイテムを避け、こすらず優しく洗うことを意識していただくとよいでしょう。具体的な調整方法は、肌の状態に合わせてご案内いたします。
そのほかのご質問はよくあるご質問のページにも掲載しております。
BNurseについて——店舗概要
肌管理専門店BNurse(スキンクリニカル用賀)は、東急田園都市線「用賀駅」南口より徒歩2分、世田谷区玉川台に位置する肌の専門店です。エステサロンのような居心地の良さを持つ完全個室の空間で、美容看護師による専属担当制の肌管理を提供しています。同じ美容看護師が継続してお客様の肌の変化を把握することで、経過を踏まえた一貫性のあるケアが可能になります。
完全予約制のため待ち時間はなく、来店される人数を限定することで、おひとりおひとりに時間をかけた丁寧な対応を大切にしています。医療向けの肌診断機Neo Voir Ⅰ PLUSを導入し、美容皮膚科医とも提携しながら、専門的な視点での肌管理を行っています。
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Autumn dryness that seems to appear overnight is usually the result of barrier damage that has been accumulating throughout summer from UV exposure, repeated shifts between air-conditioned and humid outdoor air, and over-washing to manage sweat and oil. Elevated summer sebum production and high ambient humidity mask this weakened barrier by supplementing surface moisture, so the underlying damage stays hidden until autumn's lower temperature and humidity remove that support, revealing the accumulated damage all at once. At BNurse Skin Clinical Yoga in Setagaya, Tokyo, the Neo Voir I PLUS medical-grade skin diagnostic device visualises skin texture and surface condition, allowing clients to assess barrier-related changes before autumn dryness becomes noticeable.

